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展示会出展の戦略において、その目的や目標を明確にすることが大切です。
目標を明確にしておくことで、目標を達成するための戦略が見えてきます。また、もし達成しなくても何に問題があったのかの原因を追求し、次の展示会へつなげることが出来ます。
更に、展示会出展の単発の計画ではなく、年間の営業の活動計画の中の一つに位置付けることが大切です。
これにより、展示会出展を起点に前準備作業と後のフォローの計画が立てやすくなります。
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集客力のない展示会に出展しても全く効果は得られません。出展料が高くても集客力のある展示会に出展することが大切です。
集客力のある展示会を見分ける方法は簡単です。
自分で足を運んでその展示会に行ってみることです。出展しているブースが賑わっているかが鍵です。初めて出る場合などは、弊社に聞いて頂ければ集客力のある展示会をご紹介いたします。
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展示会出展の準備には多大な時間を要します。
また、その時間で準備するものや内容が、展示会出展の成否を決めると言っても過言ではありません。準備するものは沢山あります。
- 1.販売するターゲットの設定
- 2.展示会向けのサイトやカタログの作成
- 3.ターゲットリストの作成
- 4.ターゲットリストへのDM配布
- 5.展示ブースのデザイン
- 6.展示会商談シナリオ
- 7.人材教育
これだけのものを準備しなければなりません。
出来れば6か月、少なくても3か月の余裕はほしいものです。
展示会の目的は商談することであり、商談に持って行くまでの明確な役割分担が必要です。展示会で成功を収めている多くの企業は、コンパニオン→MC→営業の役割分担で行っています。
- 1.コンパニオン
- 「役割:歩いてくる人を自社のブースの前で止める人」
- 展示会場では、多くの人がブースの前を歩いてきます。ここで、ブースの前で一旦止めて来場の目的を確認し、自社の商品やサービスを聞いて頂きます。
- 2.MC
- 「役割:商品やサービスのプレゼンテーションをする人」
- 自社の商品やサービスに興味を持っている人に、商品やサービスのプレゼンテーションを致します。
- 3.営業
- 「役割:興味を持っていただいた人に商談をする人」
- プレゼンテーションで興味を持っていただいた方には、営業が詳細を説明し商談を行います。
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歩いてくる人に笑顔で話しかけて足を止める。
足が止まっているところに人だかりが出来て、更に多くの人に興味を持ってもらう。簡単そうでなかなか出来ないものです。
加えて、MCの耳通りの良い声で商品やサービスの説明をすることにより、ブースの前で足を止めやすくなり、人だかりが出来やすくなります。
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行き交う多くの人の中から、実際に興味を持っていそうな人に声をかけ、商談席に座って頂きます。
座って商談しているブースには活気が生まれ、更に集客がしやすくなります。座って商談することが展示会出展の成功の鍵でしょう。
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展示会場のブースで商談したら、その場で次のアポイントを必ず取らなければなりません。
お客様は展示会場で数多くの出展企業と商談していますので、後日電話をしてもなかなかアポイントは取れません。
出来るだけ、展示会場で次回のアポイントを取りましょう。
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展示会場で次回のアポイントが取れたらいよいよ具体的な提案に入ります。
いきなり受注することは出来ないかもしれませんが、継続的な提案が鍵となります。提案は自社の商品を売り込むことよりも、お客様へのソリューションとベネフィットを打ち出すことにより、継続的な提案をすることができます。
あきらめないでお客様のところに通うことが大切です。